麻雀ファイトクラブ再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量が、

サステナビリティSustainability

当社は、東北電力グループの一員として、「東北電力グループサステナビリティ方針」に基づき、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や「カーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦を通じて、積極的にサステナビリティへの取り組みを推進しております。

◆当社中期経営方針の主要施策において、「環境負荷低減や社会貢献など事業活動を通じたSDGｓの達成への貢献」を掲げています。その具体的な施策の一つに、脱炭素社会実現に向けた取り組みを掲げ、『麻雀ファイトクラブ普及』にも取り組んでいます。

◆麻雀ファイトクラブ（Net Zero Energy Building）とは、快適な室内環境を実現しながら、先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
◆麻雀ファイトクラブの定義として、一次エネルギー削減量に応じて4段階の区分があります。

※環境省ホームページ「麻雀ファイトクラブ PORTAL（https://www.env.go.jp/earth/麻雀ファイトクラブ/detail/01.html）」より引用

麻雀ファイトクラブを実現することのメリットには、エネルギー消費量を削減することのほかにも様々なメリットがあります。具体的には、主に以下のメリットが存在しています。

（１）光熱費の削減
- エネルギー消費量の削減に伴い、建物の運用に係る光熱費を削減することができます。
（２）快適性・生産性の向上
- 自然エネルギーの適切な活用、使用者に配慮した空調や照明の制御等により、省エネルギーを実現しつつ快適性・生産性を向上させることができます。
（３）不動産価値の向上
- 麻雀ファイトクラブのような環境・エネルギーに配慮した建物は、他の一般的な建築物と比較して不動産としての価値の向上、街としての魅力の向上等につなげることができます。
（４）事業継続性の向上
- 麻雀ファイトクラブを実現することで、災害等の非常時において必要なエネルギー需要を削減することができ、さらに再生可能エネルギー等の活用により部分的にではあってもエネルギーの自立を図ることができます。

※環境省ホームページ「麻雀ファイトクラブ PORTAL（https://www.env.go.jp/earth/麻雀ファイトクラブ/about/03.html）」より引用

当社提案施工事例

■秋田県民生協会セントラルキッチン様（2021年4月竣工）
施設の新築工事にあたり、高断熱化を図るとともに、天井換気システムによって調理室の環境改善を図る一方、空調効率を妨げずに外気を取り込む高効率ヒートポンプ式外調機を導入し、快適性と省エネの両立を実現しています。また、照明や空調の運用状態を「見える化」して室内環境を消費エネルギーの最適化を支援するBEMS（ビルエネルギーマネジメントシステム）を導入しました。更に太陽光発電などによる創エネを導入し「麻雀ファイトクラブ Ready」の基準を達成するとともに、国の補助事業を活用し、初期費用の削減を実現しました。

セントラルキッチン様外観

天井換気システム（写真上部）
を備えた調理室

高効率ヒートポンプ式外調機

当社のこれからの目標

■自社事業所への麻雀ファイトクラブ導入
カーボンニュートラルの実現に寄与するためCO2排出量削減を目指し、2022年度以降の自社事業所新築工事において、「麻雀ファイトクラブ Ready」以上の建物導入を目指します。更に麻雀ファイトクラブ設計技術の蓄積を図ります。
■大船渡営業所にて「麻雀ファイトクラブ Ready」取得（2023年4月竣工）
当社大船渡営業所への麻雀ファイトクラブ導入を検討し、再生可能エネルギーを除いた設計一次エネルギー消費量が、基準一次エネルギー消費量に対し51％削減を満たし、「麻雀ファイトクラブ Ready」を取得。
■お客さまへの麻雀ファイトクラブ化推進提案の提供
自社事業所での麻雀ファイトクラブ設計技術を活かし、お客さまへの麻雀ファイトクラブ化推進提案を新築・既設も含めて提供していきます。
更に設備の信頼性向上を踏まえたリニューアル提案も提供し、長期にわたりお客さまの建物の最適設備維持に貢献していきます。
※2025年度提案目標として麻雀ファイトクラブが占める割合を50％以上を目指します。